映画『メビウス』の感想

~壮絶、超絶、悶絶~

映画メビウスを見た感想です。
テアトル梅田でみました。

EPSON044.JPG

色々とにかく衝撃的な映画でした。

いやー壮絶です。
あまりにも壮絶で、もう自分の思考を超絶しちゃいました。
おまけに、あまりの壮絶加減に悶絶しそうに。
壮絶、超絶、悶絶な世界の映画です。

しかし、どこかで冷静な自分もいて、 男には分かる苦しみかもしれないけど、 女の私にはどうにも理解できない苦しみでもあり、 正直、かなり滑稽な感じもしました。

人間の業って、突き詰めると、他人から見ると案外滑稽なものなのかもしれない。

あらすじ

浮気している夫。
それを知り、精神のバランスを崩しお酒に逃げている妻。
妻の唯一の希望は息子だった。

ある晩、妻はふと覗いた息子の部屋で、ベッドの中で自慰にふける息子を目撃してしまう。
そこで、何か自分を繋ぎ止めていた糸がプツリと切れた妻は、
浮気を繰り返す夫の性器を切り取ろうとするも、夫に阻止される。
そこで、唐突に妻は息子の性器を切り取ってしまう。
泣き叫ぶ息子の声に驚いた夫は、妻から切り取った性器を奪い取ろうとするが、
あろうことか、妻は息子の切り取った性器を食べてしまった。。。

一命をとりとめたものの、性器を失ったまま生きていかなければならなくなった息子。
学校で虐められ、居場所をなくし、生きる希望もなくしてしまう。
妻は家を出て行方知らず。
夫は自責の念に駆られる。。。

いやー強烈でした。

最初は違和感なかったので気付かなかったのですが、
この映画セリフが一切ありません。
無声映画ではないので叫んだり、泣いたりの感情的な部分の表現方法としての音はあるんですが、
セリフがないんです。

ほとんど、セリフがなくても違和感なかったですが、
正直、セリフなしがやや無理があるかなという場面もありました。
でも、そんな違和感も、このぶっ飛んだ設定で全てどうでも良くなってしまいました。

母親が息子の性器を切り取ってしまうって。
その原因は夫の浮気って。

息子の性器が切り取られた後のみんなの最大の関心事は、
性器及び、性器がない状態でのオーガズムに関してで、
あまりにもそのことばかりに注視するので、 あたかも、それ以外の問題はこの世に存在しないのかもとすら洗脳されそうになります。(大袈裟?)

しかも、妻と夫の浮気相手を同じ女優が演じてます。
妻と夫の浮気相手を演じたのはイ・ウヌ。
この映画に出演するために、当時所属していた事務所を辞めたそう。

妻役と愛人役は全く別人のようで、最初気づかなかったくらいです。
妻役でも愛人役でもその豊満なおっぱいをさらけだしていて、
おっぱいを見て、「あれっ?同じ人?」って気づいたくらいです。

映画冒頭で夫婦喧嘩のシーンがあるんですが、
かなり激しい夫婦喧嘩で取っ組み合いの喧嘩なんです。
そこで、わざとらしく妻がパンツ丸出し状態で取っ組み合いになるんですよね。
妻役でも愛人役でも、彼女の役割は女であり、性の対象ということなのでしょうか?

妻がチラシで凄んでいる顔はなかなか印象的でしたが、
映画の中でこの顔をした時は、なんかわざとらしい感じでしたね。
この表情は監督が望んだ表情だったのかな?

年齢的にも若いからか彼女にはこの映画の愛人の役の方が合ってるなと思いました。
愛人役の顔は清純なのに、下半身はだらしなさそうな感じが凄く上手かったです。

夫役のチョ・ジェヒョンは個人的にジャッキー・チェンの若い頃にちょっと似てるかな?と思いました。

息子が性器を切り取られた後は、 とにかく男のイチモツ、男のイチモツ、男のイチモツ。
そして、オーガズム、オーガズム、オーガズム。
深刻に苦しんでる要点が男のイチモツとオーガズムに終始してる訳ですよ。
女だからその重要性と拘りに対して、やや冷静になってしまう自分もいました。

悲しいというか情けないというか、だんだんと滑稽とすら感じられました。

この先ネタバレあります。

EPSON045.JPG

母親がフラッと再び家に帰って来るんですが、
ここから、さらにグロくなっていきます。

父親の性器を移植された息子でしたが、 その性器は何にも反応せず勃起しなくなってました。
なのに、なぜか母親にだけは反応してしまうんですよ。
夫の性器が自分に反応してることに喜んだのか、
息子を愛おしく感じたのか、
はたまた、取り返しのつかないことをしでかし自責の念に駆られたからかは分からないのですが、
母親は一線を越えてしまうんですよ。

いやーどうなの?この展開は息子を持つ母親としてはかなり複雑だし、嫌悪感がありました。

そして、崩壊した家族の行き着く先は? とにもかくにも強烈な映画でした。
もう映画観終わった後はお腹いっぱい状態で、 当分、この手の映画は見なくて良いなと思ったのですが、
家に帰ってみたら、この監督の映画をググっている自分がいました。

ヤフー映画のユーザーレビューでは3.41点。
私の勝手な採点は3.5点。
ただのグロい映画ではなく、何か心の琴線に触れる映画でした。

星星星ワイン

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映画レビューデータ

タイトル : メビウス

ジャンル : ドラマ

キーワード : アジア映画 , グロ , サスペンス , バイオレンス , 官能

評価 : 3.5つ☆ / 5つ☆

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