映画『ラブストーリーズ コナーの涙』の感想

~察しない男と説明しない女~

映画「ラブストーリーズ コナーの涙」を見た感想とあらすじです。
ややネタバレもあります。
テアトル梅田で見ました。

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一緒にいるだけで幸せだった。
なのに、いつしか、心はすれ違い、君は去って行った。

僕はいつだってここに居たのに、君は居なかったと言う。
君が寂しい思いをしてたって僕は気づかなかった。
一緒にいたのに僕は気づかなかった。

一緒にても孤独だって僕は気づかないふりをしていた。
僕は僕の寂しささえ気づかないふりをしてた。

気付かなければ、触れなければ、それはなかったことに出来ると思ったんだ。

あらすじです。

コナーは小さなパブレストランを経営していた。
シェフは親友のスチュアート。
店の実情は厳しく、コナーの気持ち一つで閉店するのも時間の問題だった。

父親は老舗レストラン経営をしていて大成功を収めていて、
そろそろコナーに店を任せようとしているが、コナーにその気はなかった。

妻エリナーは幼い子どもを亡くし、未だ立ち直れずにいた。
ある日、コナーの元にエリナーが大けがしたと病院から電話があった。
エリナーが自殺未遂をしたのだ。
そして、エリナーは突然、コナーの元から姿を消した。

エリナーを求めて探し回るコナー。
やっと見つけたエリナーは再出発しようともがいていた。。。

この映画は「ラブストーリーズ エリナーの愛情」との2本立てで、
ある一つのラブストーリーを「コナーの涙」(him)は男の視点から、
「エリナーの愛情」(her)は女の視点から描いた映画です。

実は(them)という第3者の視点から描いたhimとherの2本を1本にした映画もあるそうですが、そちらは残念ながら日本未公開だそうです。
えー?themも見たい!

この先ネタバレがあるので注意して下さい!

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私は2本とも見たんですが、どっちか1本選ぶならこっちの「コナーの涙」の方かな。
「コナーの涙」は、コナーの視点から見た物語なので、エリナーの心情はほぼ描かれていません。
だけど、同じ女だからかエリナーの心の内はなんとなく推し量ることができました。

話題になった「察しない男 説明しない女」という書籍がありますが、
コナーは察しない男の典型で、エリナーは説明しない女の典型と言った所でしょうか。

幼い子供を失なったエリナーはひたすら閉じこもり、
コナーに対して「なんで私の気持ちを分かってくれないの?」と1人思いつめ、
ますますコナーに心を閉ざしたいった。

コナーと言えば、自分なりにエリナーを思いやっているが、思いやるポイントがずれていることに気づいていない。
勿論、幼い子供を亡くして傷ついているが、男の典型で自分の感情を言葉にするのが苦手で、自分の感情に蓋をしてしまっていた。

ある日、寂しさを分かち合えない相手と一緒にいる孤独に疲れたエリナーは家を出てしまう。
コナーはエリナーをようやく探し出すが、エリナーは「私のことはほっておいて」と突き放されてしまう。

コナーにしてみたら、エリナーに突然三下り半を突き付けられたように感じたんだろうが、
エリナーにしてみたら、子どもを失って数か月もの間お互いに支えあえなかった相手にようやく決別できたという感じだろう。

しかし、それで2人の愛が終わってないのが切ない所で・・・

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コナーの父親役のキアラン・ハインズは英ドラマ「アナ・トラヴィス」でアナの上司役を演じてた役者さんですね。
イケメンではないんだけど、そこはかとなくセクシーな役者さんですダブルハート

キアラン・ハインズもコナー役のジェームズ・マカヴォイもイギリスの俳優さんだからか、
なんとなく映画の雰囲気もヨーロッパっぽい印象です。
でも、舞台はニューヨークだし、アメリカで制作された映画なんだよね。

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そして、この話はコナーがようやく一人前の男として成長していく物語でもあります。
父親に反発しながらも、父親と同じ職業を選び、結局失敗してしまう。
コナーのレストランは親友スチュアートがシェフだが、公私混同でロクな料理なんか出さなかった。

時は流れ、父親の店を継ぎ、スチュアートと共に一人前になってお店をきちんとしきっているコナーが描かれてました。
そして、夜の公園を散歩するコナーのはるか彼方に人影が。
これはもしや?と期待させる素敵なラストでしたダブルハート

ヤフー映画のユーザーレビューでは4.13点。
私の勝手な採点は★3つです。

★★★

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映画レビューデータ

タイトル : ラブストーリーズ コナーの涙

ジャンル : ロマンス

キーワード : 恋愛 , 父と息子

評価 : 3つ☆ / 5つ☆

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