映画『きっと星のせいじゃない』の感想

~誰のせいでもない。きっと星のせい。~

映画「きっと星のせいじゃない」を見た感想とあらすじです。
ネタバレあります。
TOHOシネマズ梅田で見ました。

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原題は「The Fault in Our Stars」。
シェークスピアの"The fault, dear Brutus, is not in our stars, But in ourselves."の一文からきてるそう。
"ブルータス、過ちは星周り(運命)のせいではない。我々自身のせいなのだ。"と言うような意味らしい。

シェークスピアの方は"The fault is not in our stars"で否定形。
映画の方は"The fault in our stars"で肯定形。
過ち(癌という病気)は(私たちのせいではない)誰のせいでもない、星周り(運命)のせいなんだよ。ってことなんだと思うんだけど、なぜか邦題は「きっと、星のせいじゃない」なんだよね。
なんでだろう?

いやいや、星(星周り、運命)のせい=運が悪かっただけ=誰も悪くなんかないってことなんだと思うんだけどね。

あらすじです。

ヘイゼルは17歳の末期がん患者。
今は奇跡的に実験的な薬が効いているが、学校にも行けず、友達もいず、酸素ボンベが手放せない。

ある日、母の勧めで参加したサポートグループの会合で、魅力的な青年ガス(オーガスタス)と出会う。
ガスは骨肉腫で片足を失っているが、1年以上も再発していない癌克服者だった。

ヘイゼルはガスの家を訪ねたり、互いにおすすめの小説を読んだり、少しずつ距離を縮めていった。
ヘイゼルは癌を克服したガスといつ死ぬか分からない爆弾を抱えた自分では釣り合わないと考えたが、
ガスはそんなことお構いなしで、グイグイとヘイゼルを引っ張ていってくれた。

ガスはヘイゼルが勧めてくれた小説「大いなる痛み」の唐突の終わるエンディングが気に入らなかった。
ヘイゼルは小説の主人公白血病患者のアンが亡くなった後の登場人物のその後が気になっていた。
ガスは小説のピーター・ヴァン・ホーテンと連絡をとり、ヘイゼルは「アムステルダムで逢いましょう」と言うお誘いのメールまでもらった。
有頂天になるヘイゼルだったか、現実的には、資金の面や健康上の理由からアムステルダム行は難しいことだった。。。


この映画は、どうもティーン向け小説が原作のようですね。
40女が見るのにはちょっとキラキラし過ぎてこっぱすがしい気もしたんですが、頑張って観てきました照れ
劇場内はいつも自分が見に行く映画と違って、お若いお嬢さんが多く、なんだか良い匂いさえ漂ってるようなキラーン

映画が始まって、割と早い段階から場内すすり泣きが聞こえました汗
そして、40女の私でも泣けました汗
でもね、なんか周りのお若いお嬢さんとはなんだか泣くポイントがづれてんだよね汗2

そりゃーそうよ。お若い方々は主人公のヘイゼルに感情移入して、私はヘイゼルママに感情移入してたからね・・・


ヘイゼルママに感情移入してた私は、ヘイゼルが初めてあったガスと「遊びに行く」って言われて、普通なら年頃の娘がよく知らない男と出かけるなんて言われたら心配するのが先だろうに、ママが嬉しそうに微笑む姿を見て涙汗

ヘイゼルが「親には気をつかう。だって、子どもに癌で死なれるって癌で死ぬより最悪だよね。」って言ってて涙汗

恋愛映画なのに、恋愛パートよりさり気ない母親の仕草や言葉がズシンと心にきた汗


全体としては、お若いお嬢さんが好むせつなく美しい恋愛映画であることは間違いない。
でも、それは決してくだらない映画ってことではない。
そうかと言って、若くして癌で亡くなる人の本当に悲しみや苦しみが描かれているのかと言えば、
やっぱり、きれいごとでお伽噺の粋を出てない。

でも、それでも、いいじゃないハート
大人になっても、男は少年のままのって言うけど、女だって少女の部分がある。
少女にはお伽噺が必要なのよ。

たまにはキラキラしたお伽噺を楽しみたいわ。
大人になった分、ちょっぴりせつないお伽噺がお好みよダブルハート

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チャリティー財団の計らいでアムステルダムに行けることになったヘイゼルとガスそして、付き添いのママ。
ヘイゼルとガスはお目当ての作家ピーター・ヴァン・ホーテンに会いに行くが、ヴァン・ホーテンは酒浸りのくそ野郎だった。
親切にメールに返信してくれたり、レストランを予約してくれたのはヴァン・ホーテンの秘書のだったのだ。

その旅でヘイゼルとガスは結ばれた。
しかし、旅の終わりにガスはヘイゼルに「再発した」と告白した。

自分の寿命がもうわずかだと悟ったガスは弔辞を頼んだヘイゼルと親友アイザックを呼び、自分の生前葬をあげる。
そして、ガスは亡くなった。
ガスは最後、本当は苦しんだらしいが、ヘイゼルのナレーションのみでそういった描写はなかった。

病室で苦しむ様子は、不治の病をテーマとする映画の中では少ない方というか、あまり出てこないです。
病気が辛くて、苦しくて、しんどいとか病気の大変さをアピールするのではなく、
残り少ない人生、青春を全うしようとする健気な若者の姿にスポットがあたってます。

そして、ガスのお葬式で、ヘイゼルが読んだ弔辞は、ヘイゼルが用意したものではなく、ガスの両親が望むような形に変えたものだった。
それについて、ヘイゼルは「お葬式は、亡くなった者の為でなく、残された者の為のものだから」と語った。

お葬式にはオランダからヴァン・ホーテンも駆け付けた。
ヘイゼルはガスが生前ヴァン・ホーテンに託したメッセージを受け取った。


シェークスピアの言葉をひっかけた題名からして、そうなんだけど、すごく文学的というか、文学好きが好むようなセリフが随所に出てくるんだけど、文学的でない私にはイマイチ解りづらかった。

作家ヴァン・ホーテンの皮肉とか文章とか多分なんか深い意味があるんだろうなとは思うんだけどね・・・
そもそも、ヴァン・ホーテンの存在意義すら分からないというか、ただ好きな作家で良いんじゃない?みたいな・・・
出てきてあんなに嫌味言ってひょっこり葬儀に現れて、何なのかね?

ヘイゼルがアンが亡くなった後の登場人物のその後を知りたかったのは、自分が亡くなった後の家族を心配してるのは理解できたけど、あのやさぐれたヴァン・ホーテンは要らなかったかなぁ・・・


ヤフー映画のユーザーレビューでは高評価4.26点。
私の勝手な採点は★3つ。

お若い方向けではあるものの、元お若いお嬢さんたまには切ない思いに駆られる少女に戻るのも良いのでは?
お若いお嬢さん、元お若いお嬢さんとのデートムービーにもお勧めですハート

★★★

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映画レビューデータ

タイトル : きっと星のせいじゃない

ジャンル : ロマンス

キーワード : キュート , 恋愛 , 病気 , 青春

評価 : 3つ☆ / 5つ☆

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映画・きっと、星のせいじゃない。 from 読書と映画とガーデニング 2015-04-01 10:03
原題 THE FAULT IN OUR STARS2014年 アメリカ原作 ジョン・グリーン「さよならを待つふたりのために」 主人公のヘイゼ...

ミニシアター系映画好きなアラフォー女が珈琲を片手に映画を見た感想、レビューとかあらすじとか綴ってます。たまにネタバレも。

ミニシアターで観た新作映画からWOWOWやスカパー、JCOMオンデマンドで見た旧作映画まで幅広く紹介していきます。

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