映画『龍三と七人の子分たち』の感想

~北野武流ジジイへのラブレター~

映画「龍三と七人の子分たち」の感想とあらすじです。
大阪ステーションシネマで見ました。

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北野武監督作品。

ジジイ最高。
そんなジジイへの愛が溢れる北野武流ジジイへのラブレターだ。

あらすじです。(龍三と七人の子分たち@シネマトゥディより)

組長を引退したものの、ヤクザの性分が消えないために普通の老人として生きていけない龍三(藤竜也)。そんな毎日にいら立ちを募らせる中、彼はオレオレ詐欺にだまされてしまう。人々をだます若い連中を許すわけにいかないと、龍三はかつての子分たちを召集して世直しをすることに。年齢に関係なくまだまだいけるとオレオレ詐欺のグループを倒しに向かう彼らだが、行く先々でとんでもない騒動を引き起こしていく。

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巧妙に法の網を逃れ、オレオレ詐欺とかインチキ商法で一般市民から金を巻き上げのさばる暴力団ではない団体、その名も"京浜連合"。
現代に憚る悪をバッサリ刻んだ痛快コメディ。
だが、完全なる勧善懲悪ではない。
切り刻んじゃう方も元ヤクザなジジイだけに、切り刻み方がマトモじゃないからだ。

個人的には、仁義を通し人情に厚く格好良いヤクザなんて映画の中の世界だと思ってるので、「昔のヤクザは。。。」と言われてもねって感じもするけど、昔のヤクザは映画である意味絵になる存在だったけど、今の犯罪集団には絵になる要素がなにもないねってことなのかな。


ジジイにスポットが合ったてたからか、ジジイ世代までいかなくても、オッサン世代の観客が多かった。
ジジイと言うか、オッサンの笑い声が場内に響いていたのはなかなか珍しい光景だった。

この映画、私のようなビートたけしが無茶苦茶やってたのをTVでリアルタイムに見ていた世代なら、ある意味懐かしささえ感じる。
多くの人が言ってるように、北野武の映画ってより、ビートたけしの映画って感じ。
たけし本人も言ってたけど、昔、ビートたけしがネタでよく年寄りをいじったネタやってたけど、それを映画にしちゃったって感じ。

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主演は藤竜也。
実は藤竜也の息子と私は小学校の同級生だったりする。
小学生だったのはもう30年以上前で、イクメンなんて言葉もある今じゃ珍しくもないけど、その当時芸能人でしかも大物俳優である藤竜也が小学校の運動会に来て、気さくに父兄の競技に参加してくれる姿はなかなか貴重だった。

当時、学校にはもう一人芸能人パパと大洋ホエールズ(横浜DeNAベイスターズの前身)の選手だったパパがいたけど、藤竜也の存在は別格だった。
群がる保護者ママの1人1人に丁寧に接してくれると、評判も良かった。

藤竜也は小学生が見るようなテレビや映画に出るような俳優でなかったので、当時小学生だった私はその時は藤竜也には興味なかったんだけどね。

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当時の私は藤竜也より、藤竜也の奥様である芦川いずみにくぎ付けだった。
結婚して芸能界を引退した芦川いずみは一線を退いてから大分経っていたけど、一般人とは違うオーラのようなものが漂っており、素晴らしく美しかった。
芦川いずみは学校に来るときはいつもジーンズに白いシャツを着ていたが、ブランドなんて全く知らない子どもが見ても、一般人のそれとは明らかに違っていた。

ジーンズに白いシャツみたいなシンプルな恰好ほど、その人のスタイルの良し悪しが出るものだし、その服の良し悪しも出るものだ。
私はいまだに芦川いずみほど素敵にジーンズに白いシャツを着る人にお目にかかったことがない。

なんて、映画に関係ないことを長々語ってしまったわ。


ジジイとして、錚々たる重鎮とも言われる大御所俳優が出演している。
特に中尾彬が面白かった。
途中でアッサリ死んじゃうんだけど、死体になっても大活躍。
死体だからやられ放題。
かなり酷い扱いなんだけど、結局ある意味一番美味しい役どころだったのでは。

中尾彬って芝居上手いなと初めて思った。
と言うか、この人の演じた役ってヤクザ映画のヤクザ役と子どもの頃みた2時間ドラマのエロイおっさん(当時はジジイじゃなくてオッサンだったにっこり)役しか知らないので。
とにかく、形通りの悪人のイメージしかなかったけど、実は色んな表現が出来る俳優だったんだって驚いた。

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娯楽映画として単純に下品で粗野で面白いんじゃないかな。
ヤフー映画のユーザーレビューでは3.4点。
私の勝手な採点は★3つ。
くだらないって悪いことでもない。

★★★

【作品情報】

  • 監督:北野武
  • 脚本:北野武

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映画レビューデータ

タイトル : 龍三と七人の子分たち

ジャンル : コメディ

キーワード : コメディ , バイオレンス , ヤクザ , 勧善懲悪 , 北野武 , 老い , 邦画

評価 : 3つ☆ / 5つ☆

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